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退職代行を使っても最後の給料はもらえる?振込・手渡し・未払い時の対処法

退職代行を使った後の最後の給料が不安な方へ。給料は振り込まれるのか、手渡しで取りに来いと言われた場合、未払い・減額された場合の対処法を解説します。

コラム公開日: 2026年5月22日
退職代行でも最後の給料はもらえる?

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この記事の監修者

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首藤 結依

行政書士資格保有者・宅地建物取引士・FP1級

退職代行サービスの料金、契約条件、運営主体、返金条件などを公開情報にもとづいて確認し、契約・金銭面・制度面の観点から記事内容を整理しています。

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退職代行を使っても最後の給料はもらえる?

退職代行を使って辞めても、働いた分の給料は原則としてもらえます

退職代行を使ったことを理由に、会社が最後の給料を払わなくてよいわけではありません。

「退職代行を使ったから給料はなし」 「迷惑をかけたから最後の給料は減額」 「会社に取りに来ないなら払わない」

このように言われると不安になるかもしれません。

しかし、給料は労働の対価です。

退職の伝え方が退職代行だったとしても、すでに働いた分の給料まで消えるわけではありません。

労働基準法では、賃金は通貨で、直接労働者に、その全額を支払うことが原則とされています。

外部参考: e-Gov法令検索|労働基準法

また、退職時に労働者側から請求があった場合、会社は原則として7日以内に賃金を支払う必要があるとされています。

つまり、退職代行を使った後に大切なのは、「退職代行を使ったから給料を諦める」のではなく、支払方法・支払日・未払い時の対応を冷静に確認することです。

この記事では、退職代行を使った後の最後の給料について、振込、手渡し、未払い、減額、会社から「取りに来い」と言われた場合の対応を解説します。

退職代行後の最後の給料はいつ支払われる?

退職代行を使った後の最後の給料は、基本的には会社の通常の給与支払日に支払われるケースが多いです。

たとえば、月末締め翌月25日払いの会社であれば、退職後であっても、最後に働いた月の給料は翌月25日に支払われる流れです。

退職代行を使ったからといって、必ず即日で給料が支払われるわけではありません。

まずは、以下を確認しましょう。

  • 給与の締め日
  • 給与の支払日
  • 最後に出勤した日
  • 有給消化をした日数
  • 欠勤扱いになった日数
  • 交通費や手当の精算有無
  • 給与明細を受け取れるか

退職代行に依頼する際は、会社に対して「最後の給料の支払日と支払方法を確認してほしい」と伝えてもらうと安心です。

ただし、給与計算には締め日があります。

「今日退職代行を使ったのに、今日中に給料が入らない」と焦る前に、まずは会社の通常の支払日を確認してください。

退職時に請求すれば7日以内に支払われる場合もある

労働基準法23条では、労働者が退職した場合に、権利者から請求があったときは、会社は7日以内に賃金を支払う必要があるとされています。

そのため、通常の給与支払日を待たずに、退職時点で未払い賃金の支払いを請求できる場合があります。

ただし、実務上は会社の給与計算や控除処理があり、すぐに支払われないこともあります。

また、賃金額について争いがある場合は、会社は異議のない部分を先に支払う必要がありますが、残業代や手当の金額で揉めると時間がかかることもあります。

「すぐ支払ってほしい」という希望がある場合は、退職代行に以下を整理して伝えましょう。

  • 最後の給料を早めに支払ってほしいこと
  • 通常の給与支払日
  • 未払いになっている金額の見込み
  • 振込先口座
  • 給与明細も送ってほしいこと

退職代行が会社へ希望を伝えることはできます。

一方で、会社が拒否した場合に法的な請求や交渉が必要になるなら、弁護士対応の退職代行や公的窓口への相談も検討してください。

退職代行後の給料は振込でもらえる?

もともと給料が銀行振込だった場合、退職代行を使った後も、最後の給料は同じ口座に振り込まれるケースが一般的です。

退職したからといって、会社が急に支払方法を変えなければならないわけではありません。

ただし、会社によっては、退職後の精算だけ手渡しにしようとすることがあります。

その場合でも、まずは退職代行経由で「これまでと同じ口座に振り込んでほしい」と伝えてもらいましょう。

振込先口座を改めて伝える

退職代行を使うと、会社と直接話さずに退職手続きを進めることがあります。

そのため、最後の給料をスムーズに受け取るには、振込先口座を明確にしておくことが大切です。

退職代行に相談するときは、以下を共有しておきましょう。

  • 銀行名
  • 支店名
  • 口座種別
  • 口座番号
  • 口座名義
  • これまで給与振込に使っていた口座かどうか

会社がすでに給与振込口座を把握している場合でも、退職時の混乱を避けるために、改めて確認してもらうと安心です。

給料が振り込まれない場合は支払日を確認する

「退職代行を使った後、給料が振り込まれない」と感じたときは、まず支払日を確認しましょう。

以下のような理由で、まだ未払いと判断するには早いケースもあります。

  • 給与支払日がまだ来ていない
  • 支払日が土日祝で翌営業日扱いになっている
  • 銀行の入金反映が遅れている
  • 退職月の勤怠締め処理が終わっていない
  • 有給・欠勤・控除の計算に時間がかかっている

一方で、支払日を過ぎても入金がない場合は、放置しない方がよいです。

退職代行に連絡し、会社へ以下を確認してもらいましょう。

  • 最後の給料の支払予定日
  • 支払方法
  • 支払金額
  • 給与明細の送付予定
  • 未払いになっている理由

支払日を過ぎても入金がない場合は、通帳アプリや入出金履歴の画面を保存し、会社とのやり取りも記録しておくことが重要です。

退職代行後に「給料は手渡し」と言われたら?

退職代行を使った後に、会社から「最後の給料は手渡しだから取りに来い」と言われることがあります。

特に、もともと給料が現金手渡しだった職場や、会社が退職代行に反発している場合に起こりやすいです。

このとき、無理に会社へ行く必要があるかどうかは慎重に考えましょう。

退職代行を使う人の多くは、上司と直接会いたくない、会社に行くのが怖い、強い引き止めや叱責を避けたいという事情を抱えています。

その状態で給料を受け取るためだけに会社へ行くと、精神的な負担が大きくなることがあります。

まずは振込を依頼する

会社から「手渡し」と言われた場合でも、まずは退職代行経由で振込を依頼しましょう。

伝える内容はシンプルで構いません。

退職後に会社へ伺うことが難しいため、最後の給料はこれまでの給与振込口座へ振り込みで支払っていただきたいです。

もともと給与が振込だった場合は、これまでと同じ方法で支払ってもらえるよう依頼するのが自然です。

もともと手渡しだった場合でも、退職後だけ振込に変更できないか相談する価値はあります。

現金で支払うなら現金書留を相談する

会社がどうしても現金で支払うと言う場合は、現金書留での送付を相談する方法もあります。

ただし、現金を普通郵便で送ることは避けるべきです。

現金でのやり取りは紛失や受領確認の問題が起こりやすいため、できれば振込の方が安全です。

会社側が「本人に直接渡したい」と主張する場合でも、退職代行に以下を確認してもらいましょう。

  • 振込対応は可能か
  • 現金書留で送れるか
  • 受け取り日時を指定できるか
  • 給与明細を同封してもらえるか
  • 会社に行く必要がある理由は何か

「手渡しだから会社に来い」と言われても、すぐに一人で出向かず、退職代行に共有して支払方法を確認するのが安全です。

「給料を取りに来い」と言われたときの注意点

退職代行後に会社から「給料を取りに来い」と言われると、行かないと給料をもらえないように感じるかもしれません。

しかし、会社に行くことでトラブルが起きる可能性があるなら、慎重に対応してください。

たとえば、以下のような不安がある場合です。

  • 上司に怒鳴られそう
  • 退職を責められそう
  • 退職届を書き直せと言われそう
  • 損害賠償や罰金の話をされそう
  • 有給や残業代の話をうやむやにされそう
  • その場で書類にサインを求められそう
  • 会社に行くと体調が悪くなる

このような状態で会社へ行くと、冷静に対応できない可能性があります。

会社に行くなら一人で判断しない

どうしても会社に行く必要がある場合でも、事前に条件を確認しておきましょう。

  • 受け取り日時
  • 対応する担当者
  • 受け取る金額
  • 給与明細の有無
  • その場でサインが必要な書類の有無
  • 貸与品返却を同時に行うか
  • 会社から話し合いを求められた場合の対応

会社で強い口調で責められたり、支払いと引き換えに不利な書類へサインを求められたりした場合は、その場で判断しないことが大切です。

不安が強いなら、退職代行に「会社へ直接行かずに済む方法を確認してほしい」と伝えましょう。

退職代行のトラブルと対処法

退職代行で起こりやすいトラブルが不安な方へ。会社から連絡が来る、退職を拒否される、損害賠償を請求される、有給消化や離職票で揉めるなどの事例と対処法を解説します。

退職代行後に給料が振り込まれないときの対応

最後の給料が支払日を過ぎても振り込まれない場合は、段階的に対応しましょう。

焦って会社へ電話したり、感情的なメッセージを送ったりするより、証拠を残しながら確認する方が安全です。

1. 支払日と入金履歴を確認する

まず、給与支払日を確認します。

給与明細、雇用契約書、就業規則、過去の入金履歴などを見れば、通常の支払日が分かる場合があります。

支払日当日は、銀行によって入金反映の時間が異なることもあります。

ただし、支払日を過ぎても入金がないなら、以下を保存しておきましょう。

  • 銀行口座の入出金履歴
  • 給与明細
  • 勤怠記録
  • シフト表
  • タイムカードの写真
  • 会社とのLINEやメール
  • 退職代行とのやり取り

未払い給料の相談では、「いつ働いたか」「いくら支払われるはずか」「いつ支払日だったか」が重要になります。

2. 退職代行から会社へ確認してもらう

次に、退職代行へ連絡し、会社へ支払状況を確認してもらいましょう。

このときは、次のように具体的に伝えるとスムーズです。

給与支払日を過ぎていますが、最後の給料が振り込まれていません。会社へ支払予定日、支払金額、給与明細の送付予定を確認してもらえますか。

退職代行ができるのは、基本的には本人の希望や確認事項を会社へ伝えることです。

会社が単なる事務処理の遅れであれば、この確認で解決する場合もあります。

3. 未払いが続くなら労働基準監督署へ相談する

会社が支払いに応じない、連絡が取れない、理由なく給料を払わない場合は、労働基準監督署への相談を検討しましょう。

厚生労働省は、賃金不払いなどの労働基準関係法令に関する問題について、労働基準監督署などの相談窓口を案内しています。

外部参考: 厚生労働省|労働基準行政の相談窓口

労働基準監督署へ相談するときは、以下を持っていくと説明しやすくなります。

  • 雇用契約書
  • 給与明細
  • 勤怠記録
  • シフト表
  • タイムカード
  • 入金履歴
  • 会社とのやり取り
  • 退職代行とのやり取り
  • 未払い金額のメモ

労働者が退職済みであっても、給料未払いについて相談できる場合があります。

最後の給料が振り込まれない状態を放置すると、証拠が散らばり、請求しにくくなることがあります。早めに記録を整理しましょう。

退職代行後に給料を減額されたら?

退職代行を使った後に、会社から給料を減額されるケースもあります。

たとえば、以下のような言い分です。

  • 退職代行を使って迷惑をかけたから減額する
  • 引き継ぎをしなかったから罰金を引く
  • 急に辞めたから損害分を差し引く
  • 制服や備品代を給料から引く
  • 欠勤分だけでなく、ペナルティも引く
  • 退職金や手当を払わない

このような話が出た場合は、まず減額の内訳を確認してください。

欠勤した日数分の控除、社会保険料、雇用保険料、所得税など、正当な控除がある場合もあります。

一方で、会社が一方的に罰金や損害賠償のような名目で給料から差し引く場合は、問題になる可能性があります。

労働基準法24条では、賃金は全額を支払うことが原則とされています。

法令に基づく控除や、一定の労使協定に基づく控除などを除き、会社が勝手に給料を減らしてよいわけではありません。

給与明細と控除の内訳を確認する

給料が想定より少ない場合は、まず給与明細を確認しましょう。

見るべきポイントは以下です。

  • 基本給
  • 残業代
  • 深夜手当
  • 休日手当
  • 交通費
  • 有給分の賃金
  • 欠勤控除
  • 社会保険料
  • 雇用保険料
  • 所得税
  • 住民税
  • その他控除

「その他控除」「調整控除」「備品代」など、内容が分かりにくい項目がある場合は、退職代行経由で会社に内訳を確認してもらいましょう。

「退職代行を使ったから減額」はそのまま受け入れない

退職代行を使ったこと自体を理由に、働いた分の給料を減らされるのは不自然です。

会社が損害賠償を主張したい場合でも、会社が一方的に給料から差し引いてよいとは限りません。

以下のような連絡が来たら、文面を保存してください。

  • 給料から罰金を引く
  • 退職代行費用分を差し引く
  • 損害賠償として天引きする
  • 引き継ぎしないなら払わない
  • 制服を返さないなら全額払わない
  • 会社に来ないなら支払わない

この段階では、一般的な退職代行だけでは対応しきれない場合があります。

未払い給料、減額、残業代、損害賠償などの話になっているなら、弁護士対応の退職代行や労働相談窓口も検討しましょう。

弁護士の退職代行ランキング

弁護士が対応する退職代行サービスをランキング形式で比較。弁護士法人みやび、弁護士法人ガイア、退職110番の料金・対応範囲・向いている人・注意点を解説します。

未払い給料や残業代がある場合、退職代行はどこまで対応できる?

退職代行には、民間企業、労働組合系、弁護士対応などの種類があります。

給料の確認や支払希望の伝達だけなら、退職代行が会社へ伝えてくれる場合があります。

しかし、未払い給料や残業代を「請求」したり、会社と金額について「交渉」したりする場合は、対応できる範囲に注意が必要です。

東京弁護士会も、弁護士等ではない者が法律的な問題について本人を代理して会社と話をすることは、非弁行為となる可能性があると説明しています。

外部参考: 東京弁護士会|退職代行サービスと弁護士法違反

民間企業の退職代行は「伝達」が中心

民間企業の退職代行は、主に退職の意思や本人の希望を会社へ伝えるサービスです。

たとえば、以下のような内容です。

  • 退職したい意思を伝える
  • 会社から本人へ直接連絡しないでほしいと伝える
  • 最後の給料を振込で支払ってほしいと伝える
  • 給与明細を郵送してほしいと伝える
  • 貸与品を郵送で返却したいと伝える

一方で、会社が「払わない」と争ってきた場合に、法的な主張をして交渉することは難しい場合があります。

労働組合系は有給や条件面の相談に向く場合がある

労働組合系の退職代行は、団体交渉を前提に、有給消化や退職日の調整などに対応できる場合があります。

ただし、労働組合系であれば未払い給料や損害賠償など、すべての法的トラブルに対応できるわけではありません。

依頼前に、以下を確認しましょう。

  • 最後の給料の確認に対応しているか
  • 有給消化の希望を伝えられるか
  • 未払い賃金の相談に対応しているか
  • 会社が拒否した場合の対応範囲
  • 弁護士への相談が必要なケースの案内があるか

金銭トラブルが強いなら弁護士対応を検討する

以下に当てはまる場合は、最初から弁護士対応の退職代行を検討した方が安全です。

  • 最後の給料が支払われない
  • 未払い残業代を請求したい
  • 給料から罰金を引くと言われている
  • 損害賠償を請求すると言われている
  • 退職金を払わないと言われている
  • 会社から内容証明が届いた
  • 会社と金額について争いになっている

退職するだけでなく、お金の問題まで解決したい場合は、退職代行の種類を間違えないことが重要です。

退職代行を使う前に給料関係で確認しておきたいこと

退職代行を使う前に、給料関係の情報を整理しておくと、退職後のトラブルを減らしやすくなります。

完璧に準備できなくても構いません。

分かる範囲でメモしておくだけでも、相談時に役立ちます。

給与の基本情報

まずは、会社の給与ルールを確認しましょう。

  • 給与締め日
  • 給与支払日
  • 給与の支払方法
  • 振込口座
  • 基本給
  • 時給・日給
  • 固定残業代の有無
  • 交通費の支給条件
  • 各種手当
  • 給与明細の受け取り方法

給与明細や雇用契約書が手元にある場合は、スクリーンショットや写真で保存しておくと安心です。

最終出勤日と有給残日数

最後の給料は、最終出勤日、有給消化、欠勤控除によって金額が変わります。

以下を確認しましょう。

  • 最後に出勤した日
  • 退職代行を使う日
  • 今日から出勤しない予定か
  • 有給残日数
  • 有給を使い切りたいか
  • 欠勤扱いでもよい日があるか
  • シフトが入っている日

有給を使うかどうかで、最後の給料の金額は大きく変わることがあります。

有給消化を希望するなら、退職代行への依頼時に必ず伝えましょう。

未払いになっている可能性があるもの

最後の給料だけでなく、すでに未払いになっているものがないかも確認してください。

  • 未払いの基本給
  • 未払い残業代
  • 深夜手当
  • 休日手当
  • 交通費
  • 立替経費
  • インセンティブ
  • 賞与
  • 退職金
  • 有給分の賃金

すべてを正確に計算できなくても、気になる項目をメモしておくだけで相談しやすくなります。

会社から借りているもの

貸与品の返却が遅れると、会社から「返却されるまで給料を払わない」と言われることがあります。

ただし、貸与品の返却と給料の支払いは本来分けて考えるべき問題です。

とはいえ、トラブルを避けるためにも、返却物は早めに整理しましょう。

  • 健康保険証
  • 社員証
  • 制服
  • 入館証
  • パソコン
  • スマートフォン
  • 社用車
  • 業務資料
  • 会社のクレジットカード

返却は郵送で対応できる場合があります。

退職代行に、返却先住所、宛名、返却期限、送付方法を確認してもらいましょう。

給料トラブルを避ける退職代行の選び方

給料に不安がある場合は、退職代行の選び方が重要です。

「安いから」「すぐ辞められそうだから」だけで選ぶと、未払い給料や減額の話になったときに対応できない可能性があります。

会社と揉めていないなら料金とサポート範囲を確認する

会社と大きく揉めておらず、最後の給料も通常どおり支払われそうなら、民間企業の退職代行も選択肢になります。

ただし、以下は確認してください。

  • 料金総額
  • 追加料金の有無
  • 退職完了までのサポート
  • 会社への連絡後の報告方法
  • 給料や書類の確認を伝えてくれるか
  • 貸与品返却の案内があるか
  • 対応できない内容を説明しているか

「給料のことも全部任せられる」と思い込まず、どこまで対応できるかを確認しましょう。

有給消化も重視するなら労働組合系も比較する

最後の給料をできるだけ減らしたくない場合、有給消化が重要になることがあります。

有給残日数が多い人は、労働組合系の退職代行も比較対象になります。

ただし、労働組合系でも、未払い残業代や損害賠償などの法的トラブルまで十分に対応できるとは限りません。

目的が有給消化なのか、未払い賃金の請求なのかを分けて考えましょう。

労働組合系の退職代行ランキング

労働組合系の退職代行サービスをランキング形式で比較。退職代行ガーディアン、SARABA、OITOMA、ネルサポ、男の退職代行、わたしNEXTの料金・対応範囲・注意点を解説します。

未払い・減額・損害賠償があるなら弁護士対応を優先する

すでに会社と金銭トラブルになっている場合は、弁護士対応の退職代行を優先的に検討しましょう。

特に、以下のような状態なら注意が必要です。

  • 給料を払わないと言われている
  • 給料を取りに来いと強く言われている
  • 給料から罰金を引くと言われている
  • 未払い残業代がある
  • 退職金で揉めている
  • 損害賠償を請求すると言われている
  • 会社から脅しのような連絡が来ている

このようなケースでは、退職の意思を伝えるだけでは足りないことがあります。

金銭請求や法的反論が必要になるなら、一般的な退職代行だけで抱え込まない方が安全です。

退職代行後の給料でやってはいけない対応

最後の給料が不安なときほど、焦って動くと不利になることがあります。

ここでは、避けたい対応を整理します。

会社からの電話に勢いで出る

給料のことで会社から電話が来ると、出た方がよいのではないかと焦るかもしれません。

しかし、電話では記録が残りにくく、強く言われて不利な発言をしてしまう可能性があります。

会社から連絡が来たら、まず退職代行に共有しましょう。

LINEやメールで文面が残っている場合は、スクリーンショットを保存してください。

不利な書類にその場でサインする

会社に給料を取りに行った際、以下のような書類にサインを求められることがあります。

  • 未払い賃金はないという確認書
  • 会社に損害を与えたことを認める書類
  • 給料から控除することへの同意書
  • 退職理由を会社都合から自己都合に変える書類
  • 今後一切請求しないという合意書

内容を理解しないままサインするのは危険です。

その場で判断せず、持ち帰って確認するか、弁護士や労働相談窓口へ相談しましょう。

証拠を消してしまう

未払い給料や減額で揉める場合、証拠が重要です。

感情的になってLINEを消したり、給与明細を捨てたりしないようにしてください。

保存しておきたいものは以下です。

  • 給与明細
  • 雇用契約書
  • 就業規則
  • タイムカード
  • シフト表
  • 業務日報
  • 会社とのメール
  • LINEのやり取り
  • 退職代行とのやり取り
  • 銀行口座の入出金履歴

給料トラブルでは「言った・言わない」より、記録が残っているかが重要です。

退職代行後の給料トラブルで相談できる窓口

退職代行後に給料が支払われない、減額された、会社と話がこじれている場合は、相談先を使い分けましょう。

相談先向いているケース注意点
退職代行支払日・支払方法・給与明細の確認を会社へ伝えてほしい法的交渉まではできない場合がある
労働基準監督署賃金不払い、残業代未払いなど労働基準法違反の疑いがある個別の代理人として交渉してくれるわけではない
総合労働相談コーナーどこに相談すべきか分からない、労働トラブル全般を相談したい相談内容により別窓口を案内される場合がある
弁護士未払い賃金の請求、損害賠償、退職金、合意書など法的対応が必要費用がかかる場合がある

給料が少し遅れているだけなのか、会社が明確に支払いを拒んでいるのかで、取るべき対応は変わります。

まずは証拠を整理し、退職代行に確認してもらい、それでも解決しない場合は公的窓口や弁護士へ進む流れが現実的です。

退職代行の選び方

比較ポイントや失敗しにくい見方を整理したガイドページです。

まとめ:退職代行を使っても最後の給料は原則もらえる。未払いなら早めに記録を残す

退職代行を使って辞めても、働いた分の最後の給料は原則としてもらえます。

退職代行を使ったことを理由に、会社が給料を払わなかったり、一方的に減額したりしてよいわけではありません。

ただし、退職後の給料をめぐっては、以下のようなトラブルが起こることがあります。

  • 最後の給料が振り込まれない
  • 会社から給料を手渡しすると言われる
  • 給料を取りに来いと言われる
  • 退職代行を使ったことを理由に減額される
  • 未払い残業代がある
  • 貸与品や損害賠償を理由に天引きされる
  • 給与明細が届かない

このような場合は、まず支払日、支払方法、給与明細、入金履歴を確認しましょう。

そのうえで、退職代行へ会社への確認を依頼します。

支払日を過ぎても入金されない、会社が支払いを拒む、給料を不当に減額された可能性がある場合は、労働基準監督署や弁護士への相談も検討してください。

特に、未払い給料、残業代、退職金、損害賠償などが絡む場合は、一般的な退職代行だけでは対応しきれないことがあります。

退職代行を使ったからといって、最後の給料を諦める必要はありません。大切なのは、支払日と証拠を確認し、必要な相談先につなぐことです。

「会社に直接連絡するのが怖い」「給料を取りに来いと言われて困っている」「未払いになりそうで不安」という人は、自分の状況に合った退職代行を選び、給料・書類・貸与品の対応まで確認してから進めましょう。

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